小野十三郎詩集 (世界の詩 66)

小野十三郎詩集 (世界の詩 66)

土曜日の通勤読書には詩歌を選ぶことが多いです。
メジャーな「現代詩文庫」ではなく彌生書房刊のこちらを選んだのは
お目当ての「大阪」が収録されていたから。
それとやっぱり、詩は一段組で読みたい。
おまけにこの「世界の詩」シリーズは、薄いのにハードカバーで
読んでいて気持ちが良い。
座席に陣取りうつらうつらしながら余白の多いページを繰るのは
なにものにもかえがたい至福と言えましょう(例え小脇にスポニチ抱えててもね!)。
そんなうっとりとした時間 目に飛び込んできた詩が一編。

 木々が芽吹くとき


木々が芽吹くとき
その一つ一つの芽は
白い火を噴き
すさまじい音を発する。
ただそれはかずかぎりもなく同時的だから
だれにもきこえないだけである。


数兆数億の
燃えたつ簇葉の中に
もしただ一個出おくれた新芽があって
それがなかまに追っつこうとするなら
そのときは
天地をくつがえすような大音響が
われらの耳に達するだろう。


エ イ ト の こ と !?



落ち着け。1939年に出版された詩集よ。
関ジャニ∞どころかジャニーさんもギリよ。


……でも待って、木の芽が芽吹くってことは



萌 え る っ て こ と !?



先生ー。ここに腐りきった大人がいまーす。