唐突なんですが「オニギシ」の歌詞を勘違いしていました。「僕は頑張る、精一杯頑張ってるよ」で、間の「お〜」はいわば「OH〜」で合いの手だと思っていたんです。「僕は頑張るを」だなんて思ってもみませんでした。


ごめん裕さん。


前に書きましたが自分内裕さん作詞曲オリコンではオニギシは4位です。てか正直ランク外でした。裕さんの詞に執着する唯一最大の理由、私的で有機的で個人的な詩的跳躍をはらむワンフレーズがないと思っていたからです。でもあった。まさに勘違いしていたここに。ごめん裕さん。アルバム買ってまっさきに三兄弟ジャケを熟読したつもりだったのに。昨年の夏に祖母を亡くしてからわっかりやすく死にネタがダメになってしまっていて、上滑りしていたんだと思います。


私が拝読しているブロガーさんは二十代以上の方がほとんどで、ジャニーズ以外にも入れ込んでいるジャンルをお持ちの方ばかりです。音楽だったりお笑いだったり楽器だったり演劇だったり。ファン視点でありながら時としてアイドルにそこまで求めるのは酷ではと思えるほど芯の強い、なにかに一家言お持ちの方のアイドル評を読めるのはほんとうにエキサイティングです。商業誌では有り得ない。
そんな中私はまあなんというか、普通のバンドの曲とアイドル曲は完全に区別しているし、お笑いには疎いからエイトが何をやってても楽しいし、楽器も演技も巧拙はわからんし、と言う大変腰の弱いファンです。が、裕さんの詞に関しては、おそらく日本一求めるところを間違えている自信があります。普通のアイドル作詞レベルですらなく、寺寅風に言えば天の焔を獲ってくるレベル。一家言なんてまったくないけれど、自分の考えるポエジーをひょっとしたら大好きなアイドルが持っているかも知れない幸福すぎるきざしにもうずっと浮かれているのです。


そんなわけでまったくタイミングを外しつつ、ツアーで三兄弟が新作をご披露しないかしらとがぜん楽しみになってしまっているわけです。カネゴンな長男良いじゃない! 大手拓次はライオン歯磨に勤めていたし、辻*1征夫は住宅公社に勤めていた。詩人という装置は世俗のど真ん中にあるものさ。


そんな私の最近の心張り棒はスネオヘアーの「No.1」だったりします。頑張れわたし。

*1:二点しんにょう