余所に行くと自分が平野育ちだと実感します。周囲に山があると落ち着かないんだよ! 視界を遮られないのっぺりとした関東平野ラブ。まあ温泉は、周囲山って言うより山の真ん中でしたけど。
あーやっぱり私は「見る」とか「買う」とかの目的のない旅行って慣れない……てかどうしていいのかよくわからん。考えてみたらもう4年以上、一瞬たりとて「退屈」したことがなかったんだと気づきました。これが良いことなのか悪いことなのかはさておき。


しかし念願だった「イルフ童画館」にいけたのは嬉しかった! いやーもうずっと行ってみたかったんですが、なかなか機会が無くて。今回も予定はしてなかったんですが、行きの電車で「あれ、今通った岡谷って童画館のある岡谷?」と(行き当たりばったり)。
そんなわけで急遽でしたが堪能しました。あんなふうに、画材にしろ材料にしろ技法にしろ、あらゆるものを余すところなく表現できる人ってほかにいるんだろうか。それでいて、著名な作家にしては珍しく、蔵書票の依頼にも応じたりして。
刊本作品はどれもこれも素晴らしかったなぁ。「本の宝石」と呼ばれるのもむべなるかな。表現様式から決めるお話が、実は大好きで、吾八書房がなくなった今となっては、分不相応と思いながらも「刊本作品詞文抄」を購っておいて良かった。刊本作品自体は、宝くじでも当たらないことにはとても手がでないもの。


で、まあ庶民の楽しみとして、写真は併設の「喫茶ラムラム」のナポリタン。タマネギとピーマンとマッシュルーム(缶詰)とソーセージ。たぶん市販のナポリタンソースを使っているんじゃないかしら。キューピーのケチャップよりだいぶん甘かった。ところどころ混ざりきっていないのはご愛敬。