ジャニー喜多川presents 横山YOUがヤっちゃいますコンサート
12/18 14:30 大阪松竹座
後半(前半はこちら

メンバーソロ

オーラスのときは「マルちゃんのソロやったらマル見た気になるやろうし」とかおっしゃってたんですが、18日は単に「他のメンバーがやっていないことをやろうと思った」とだけおっしゃってました。

Butterfly I loved

インストの「まもりたい」が薄く流れる中大倉さんのコメント。が、指で書いた文字は「バタフライ」! 客席どかーん。この人たちほんとに何のどこがおもしろいかわかりすぎ……! 2代目ホルスタインマント……ってこの言い方私しかわからんわ。えーと白地に黒い布がびらびらついたあのマントを着た裕さんが本気でバタフライ歌って踊ってるー! あの手をひらひらやるフリが! 裕さんの手きれいだからもう! 片手をぐるぐる回すフリとか小さく足を上げるとことか、抑制のきいたダンスの裕さんてかっこいいんですが……!
で、存外キーが合ってるというか裕さんの声のバタフライも良いもんだなぁと。うーんとむつかしいんですが、けっして大倉さんより良いとかそう言うのではなく、ただ、裕さんが普通にソロとして同種同レベルの演目をやった場合、これ全然成立するだろうと。裕さんがあまりに正当派ソロをやらないから、私はもっと全然できないのかと思ってたんですが、いやこれできるわ、と。
最後のとこだけ地面に向かって拳を打つような、「そんなの関係ねぇ」みたいなフリをコミカルにやってましたけど、おおむね本気でかっこよくいやー満足ーと思ってたらビジョンに裕さんのアップ。この顔が! ちょっと可愛い本気のキメ顔! どわぁなんじゃこれと思ったら指でさらさらと何か書いてウインク(☆が飛ぶ特殊効果付き)、ひっくりかえったら「エビフライ」。……。なにもかも勝てない。

愛してる愛してない

お帽子かぶったすばるさんが、ヤンキー口調で「なんかぁ、侯隆がぁ、俺の「愛してる愛してない」をぉ」ここで客席ぎゃー。「知ってるかなぁ? Mステでやったんだけど、国民的登場っていわれちゃったよぉ」冗談めかしてるとは言え、すばるさんの口からこんな風に「西の渋谷」時代のことを聞けることにちょっとだけ、おお、と。
でもうその後のパフォーマンスはもうビジョンと本人とどっち見て良いのやらね! ほんとにやってる、裕さんが、「西の渋谷」だったすばるさんのあの「愛してる愛してない」を、ラップまできっちり、ひとつも逃げずに。

わたし鏡

「ギター持ってる……」「いや弾かないよあの人は……」と客席がさざめく中、コメントで大事だと言われた歌い出しをジャイアンリサイタル→変顔のコンボで。緩急の付け方がしっかりしすぎててもう白旗すら放棄する。やっさんが大好きなんだなぁと思う。

Secret Agent Man

あのねー……。このコメントで私はじめて若大将(錦戸さん)に退いた。本気で退いた。お前さっきの食事にマジックマッシュルーム混入されてないか疑った方が良いぞと言いたいばかりのハイテンション。なにしろ入りが「yeah!」。裕さんがソロコンやることについて「これはすごい、ほんまにすごい」いやみんなやったから。途中笑って喋れなくなるわ手ぇたたくわ、そうかそうか、お前のキミ君がソロコンやるのがそんなに嬉しいか
で、尺はこの曲が一番長かったんじゃないかなぁ? 天使のりょーちゃんとおヒガシ様が歌う映像で一節、あきとさんと裕さん扮するちびりょーで一節、そっから改めて歌い出す、だから。
あきとさんが出てきたときいっしゅん客席だまされてきゃーと言うも、そのあとの顔出し看板状態膝歩きの裕さんで一気に失笑。あのとき会場の気持ちは「りょーちゃんが怒っちゃうor落ち込んじゃう」だったと思う(笑)。やっさんで落としてるだけにこれはどっちだ……?と固唾をのんだところでジュニアっ子が布もって舞台を遮り、涙雨スーツの裕さん(とちびっこ)! だあああああかっっこいいいいいー!!!!! これね、終わったあとおともだちと話してたことなんですけど、あれ、あれと同じ演タキ城のおじいさんから弁士に変わるあのしゅんかんと同じー! これができるのは裕さんだけ!
それにしても姿勢の良い裕さんのダンスがこんなに格好いいなんて……! できるんじゃん裕さーん(もはや何度目かわからない叫び)!

Forward

オチ要員その2。もうコメントからテロップはいるわカットするわでオチの予感満載。歌わず舞台を軽快に半周して変えるだけの裕さんですが、曲の後に映像が出たのは村上さんだけですよ(笑)。

MAGIC WORD 〜僕なりの…〜

コメント中なぜかネクタイを結ぶマルさんが無駄に男前。わぁ「僕らが旅に出る理由」のPVみたい……*1! 村上さんのとこできづいたんですが、これ関テレ特番の生勉のときの収録ですね。
本物のマルさんマントで登場の裕さん、ごきげんでバーン!をやっていますが客席からものすごい歓声が。なんとあの巨大ダンベルもってマルさんとーじょー! えーとその龍の柄に「隆」「平」って書いてあるテーシャツはまさかやっさん手作りかね。
びっくりするも、マルさん出てきたらボーカルまかしちゃう裕さん(笑)。でも一気にリズムよくなったなぁ。私は裕さんが歌下手だとはまったく思わないんですが、この曲のときだけ、あ、合ってないな、と思いました。声が低いっつーか重いんでしょうね。アップテンポな曲だとちょっと置いて行かれる感じがする。マルさんが歌うと途端に軽快だったなぁ。
でもとにかく裕さんこの曲が大好きで、パーンをやってみたかったんだろうな。暗転後、「村上さんに番号教えたの僕ですよー」というマルさんの声だけが響く(笑)。

fantastic music!

真打ち登場! もっとためてくれても良かったんだけど(笑)それをしないのが裕さんかな。帽子なしであとはあの王子衣装。もうね、甘いとかね、言う必要もないね。
ちょっと個人的感慨を書かせて頂きますと、私はこれを見るために去年末に急遽石川に行って、まぁひとりでアホみたいにだーだー泣いていたんですが、それって歌詞の「君のために強くなるから」に泣いていたんだと思います。やっとソロやってくれた。それだけで。
裕さんが不動の総大将だと言うことはわかってましたし、たぶんもっとずっと昔から裕さんを見てらした方はそんなこと思わないんでしょうが(2004年以前はソロやってましたし)、なんでこの人こんなにひとりであることに自信がないと言うか、エイトが揃うことに無上の価値を見出す反面、ひとりであることにまったく価値を認めないんだろうと。
そもそもうちわは作らない派だった私が裕さんうちわを作ったのは、「この人、自分のうちわを持ってない人が自分のファンだと言う可能性をまったく考えてない」と思ったからです。
47のどっかだったかな、ソロに大倉さんを引っ張り出したときが一番最近かなぁ、相変わらず、ひとりよりふたり、ふたりよりエイトだなぁと思った。「たったひとりで舞台に立っている」のが見たいファンがいるってことを、まったく想定してないんだなぁと。
だからソロコンをやって欲しかった、ずっと、あなただけを見に来たと、伝える方法はこれしかないと思ったから。
ソロコンをやると決めた時点で、逃げはしないだろうと思っていたけど、それでも来る人がエイトコンをより望んでいると思ったりしないで欲しいな、とはちらと思った。もちろん杞憂だった。裕さんは他のメンバーのソロをやったけれど、決して逃げではなく、エンタテイメント担当横山裕の、エイト担筆頭の横山裕の演目としてきっちり昇華してきた。この会場にいるのは「他のメンバーを見たいファン」ではなく、「他のメンバーのソロをやってる裕さんを見たいファン」だってちゃんとわかってくれていた。


それにしてもかなわないなぁと思った。裕さんが選んだこのソロ曲たちは、どれも絶妙だった。単に人気がある曲、と言うのではない、最初にその人が「発見」されたときの曲をあまりに見事に選んできた。その人をその人たらしめる「魅力」を、世間に初めて知らしめたときのエポックメイキング的な曲を。
発見のしゅんかんほど、衝撃的で、輝きに溢れていることはない。その後は、きっとなんどもなんどもそれを確認するだけだ。あの人は、メンバーと10年以上つきあって、いまだにあのしゅんかんを覚えているのか。ならばかなわない。


そしてもうひとつ、あの人の妙な価値観、エイトがいちばん大事なくせにひとりで売れたい、と言うあの変な夢(笑)、あれについてやっとちょっとわかった気がした。あの人があんなに楽しそうにマルさんのパーンをやっていたとき、ああこれ、マルさんがやっていて楽しそうだったからやりたかったんだろうな、と思った。それで、他の人のソロも、これは他のエイトメンが評価されたときの曲だからこんなに楽しそうにいっしょうけんめいやっているんだろうな、と。
あの人にとっての「ひとりで売れたい」って、エイトとして受けた評価をそのまんま、もういちどひとりで受けたい、ってことなのかなぁと。
ひとりで売れたい、でもその「売れる」の基準はエイトが作った基準でそこをひとりでクリアすることがあの人の夢なのかなぁと思った。最初の基準をひとりでは作り得ないから、どこまでいってもひとりよりふたり、ふたりよりエイト、だってエイトがいなきゃ飛ぶべきハードルがまずないから。
ジュニアっ子の可愛いバックダンスを見ながらそんなことを思ってました(やっと見られた)。

ジュニアメドレー

サンダーバード〜夢色クロニクル〜コワレソウ〜ギラギラとかメラメラとか
最近のジュニア曲は良い曲が多くて聴き応えがありますね! 濱ちゃんひとりの夢色クロニクルはびっくりしたけどかっこよかったよ。最後の曲も関ジュらしくて良いですね。

シングルメドレー

好きやねん、大阪。〜∞SAKAおばちゃんROCK〜ズッコケ男道
花道にいきなりズッコケスーツ着たマネキンとエイト君が出てきたから何かと思った(笑)。ご本人は舞台中央で豪華版エイト君とともに。おばロックで上手のショーウィンドウに豹柄戦闘服が出てきたから、ようやく衣装見せ用なんだとわかった。ズッコケの似非プッチは下手側。ああ裕さんは、エイトの歴史をきっとひとつも否定しないと思った。ファンの好不評も勝手な心配も、飲み込んできっと残酷なまでに涼しい顔でエンターテイメントとして取捨選択してくれる。

三兄弟

アメちゃん〜プリン
なぜかチパの青Tシャツ着た長ランが舞台中央後方にせり上がってきてロックバージョン。バックのジュニアが皆楽しそうで楽しそうで。プリンでのコールには若干気が遠くなりましたが(笑)。あれ低いし長いし言いづらいんだよ(笑)! ジュニアの聞き耳立てるダンスは健在で、オーラスには最後のとこに勝手なアレンジをしたダンスまで! これまた「そんなの関係ねぇ」バリに拳を下に打ち付け→ジャンプという、君たち先輩の「設備も小道具もいらない盛り上げ方」をきっちり学んでるわね……!と目頭が熱くなりました。裕さんがそれ見てまた嬉しそうでねぇ……。裕さんのテンションを上げてくれる後輩達の勤めるバックを見られて光栄です。君たちも、チケット代金きっちり回収するお仕事をしてくださいました。

オニギシ

ここまで、私はほとんど「エイトコン」を見ている気持ちでした。裕さんひとりでやるエイトコン。でも、最後にもってきたのが裕さんがお母さんのこと思って作詞したオニギシ。しかもちっちゃいころの写真付き。最後でまた軽々越えられたなぁと思って、考えることはいらないんだな、と。まぁ後になったらぐちゃぐちゃ考えてるみたいですが、見てるときはほんとに、何も考えず笑ってただけで。
ただこの写真が、2歳くらいまでかなぁ、私は子供いないんでちっちゃい子の年齢とかわかんないですけど、ミキハウスの帽子被ってたころから一気に弟君がいるころまで飛ぶんですね。ああこれがレコメンでたまーに言うあの時期かぁ……とか思ってしまったりしてね(苦笑)。
まぁでも月並みですが、裕さんが、どんな子供時代や少年時代を過ごしてきたかは知りませんが、横山裕という生き方を選んでくれて、ほんとうにありがとう。
順番前後しますが歌前のご挨拶、6日の間にもご挨拶は変化したようで、オーラスではガラガラの松竹時代に触れていましたが、18日はまだご挨拶も全然完成されておらず「大阪が大好きです」と仰っていました。全国ツアーをやるために今年の夏は松竹座でできませんでしたが、こうして冬に帰ってこれてうれしいです、と。そして「この仕事してなかったら、なにしてるかわからないですもん」と仰った後、「ひとりでやることになって、なにが大変て、歌が大変でした」「歌がほんとに苦手です」。ここのしゃべり方が、何て言うか、聞いたことのないしゃべり方で、普段のMCのときのような声の張り方ではなく、一対一で誰かと喋っているような、かといって会場全体にむけているような、なんだか訥々とした喋りで、うーん、またなんか考えすぎたようなことを書くようですが、そのときはすとんと、ああ、これが、「横山裕のなかの人」なのかなと。横山侯隆ではもちろんなく(会ったこと無いですけど)、横山裕そのものでもなく、タレント横山裕を動かすなかの人。アイドルって言うべきなんでしょうけど、そのとき「タレント横山裕」って浮かんだのでそのまま書きます。
ヘタクソなりに一生懸命歌います、と歌ったオニギシは、ところどころ生じゃないのかなと思うとこがあって、こないだレコメンで音源もかかったからああやっぱり口パクだったかと(笑)。私は口パクにネガティブな感情を持たない(て言うかその方が良いのなら積極的に選択すべきだと思っている)のでそのまま書きますが、言葉がきついと思われるようでしたら歌別撮りでもなんでも良いんですけど、一生懸命歌いますと言って口パクを選んだその誠意があまりに裕さんらしいので私はすっかり嬉しくなってしまいました。去年のソロコンで、マルさんがつっかえながらギターを弾いたのは誠意だったと思います。大事な歌に口パクを選んだ裕さんも誠意だと思います。どちらも自分の思う誠意に忠実で、あまりにらしく、そんなアイドルを好きになって良かったなぁと思うのです。
科白の部分で声を詰まらせていて、演技と言ったら言葉が悪いかもですが、てっきりそう言う演出かと思ったらアンコールか何かで「うるっときちゃってどうしようかと思った」と。うおおオペラグラスでちゃんとみればよかった……(好きな人のことは信じようポイント2)。
歌い終わった直後、震える声で、「ありがとうございました」と仰いました。緞帳が下りる直前、くっと浅く頭を下げてから、深く腰を折ってお辞儀をしました。その姿がなんだかとても印象的でした。

アンコール

Cool magic city
もう何度目か白旗。この気分の、いまの気持ちはクルマジ! なんでそれをわかるのあなたはー! イントロがかかった瞬間のあの悲鳴は、単に裕さんがもう一度出てきたからじゃなかった。しかもジュニアっ子はお手振りするけど裕さんはなし! 花道まで出てきてきちんとうねうね踊る! まさか……まさかこんなところで私の夢の「お手振り曲のないコンサート」が見られるなんて……!
マルさんが花道から出ていらして裕さんにぎゅっと抱きつく。いっしょにパーンを2回くらいやったかな。裕さんが気持ち良いからって(笑)。照明さんがきっちりあわせてライトを照らしてくれました。
ジュニア紹介の後、マルさんが「横山裕ー!」と紹介。オーラスではおひとりだったので「俺様が、横山裕だー!」と。日本一「俺様」が似合うアイドルです。

挨拶

なにがびっくりって最後の曲が最新シングルじゃないことにびっくりしました。去年のソロコン三人衆はきっちり関風だったわよ……? あなたの商業主義が見事に浸透してると思ったのにご本人がクルマジて! あとになって2部はダブルアンコールがあってイツマイって知ったんですが、いやーびっくりしました。
ちょっとふざけながら、「一生俺についてこいよ」と仰いました。肯う以外に何ができようか。


オーラス

ダブルアンコール

イッツマイソウル

トリプルアンコール

関風ファイティング

挨拶

12/24のエントリ参照


ソロコンに行けることが決まってから、おともだちと、ロックバージョンじゃないあめちゃんが聞きたいね、とか、女性ボーカルのカバー聞いてみたいね、とか、色々言っていて、それが叶えられたかと言えばそんなことはない。だいぶん後になってロマネもEdenもヘブンリも無限大もやっていないことに気付いたのだけど、それでどうということもない。こちらのささやかな要望や予想など成層圏より高いことろで跳び越して、これが見たかったと言わしめた裕さんのエンターテイナーとしての手腕に、降伏どころかもうどうして良いかわからない。私はずっとこれが見たかった。自分でも知らなかったけれど。
そう思わせてくれた人が、名乗ったもの勝ちのことではあるけれど、自分の担当と思う方であったことがほんとうに嬉しく、誇らしい。
きっとわかっている、やる人だと、ときに肩透かしをくらわされても(こないだの千葉とか)、思っていた人が、ほんとにやったらこんなにすごいことになるのか。知らないまま好きになったくせにはじめからわかっていた気もする。
ただ笑いながらもう一度裕さんを発見した。これ以上ない確信と幸福と大爆笑をもって。今年の最後……じゃなくてもきっとこれが今年で1番だった。単にあのコンサートを見られたことだけじゃない、あのコンサートを作った人を好きでいて本当に良かった。あのアイドルを好きで本当に良かった。そう、思ったその幸福を、ありがとうございました。ありがとう裕さん。楽しかったー。

*1:カメラを洗面台の鏡に見立てて延々小沢くんが歯磨きしたり髪乾かしたりネクタイ選んだり眼鏡選んだり香水つけたりして旅に出る身支度をするだけという素晴らしいPV