ねぇ、スケートに行こうよ

風間さんご出演の「恋はコメディー」を見て参りました。以下、なるべく話の筋には触れないようにかきますがそれでもネタバレですし、なによりひじょーに長くかつ頭の悪い文章になっておりますのでお気を付けくださいませ(いつものことか)。
あ、昨日の公演は知り合いの風間ファンがなぜか大集合で、皆さんもう感想書かれてるからお名前出させて頂いちゃいますけど、リナさん、イチさん、モウリさん、ありよしさん、そして私と、いやぁ豪華だった(笑)。そしてほんとにエイトでの贔屓ばらっばら……。間口の広い男だ、風間さん。2年後にはぜひ「健次郎で風間に落ちた人10周年オフ」をやりたいね、と言い合っておりました。参加希望の方、ぜひ(笑)!


まず先に舞台全体の印象を。てかまずテアトル銀座が素敵な劇場ですね! ロビーの天井が高くて椅子がいっぱいあって、くつろげる雰囲気です。同じビルにご飯食べるとこもあるみたいで、やっぱり年を重ねてからのエンタテイメントにはぜったいご飯がセットの方が良いと改めてにぎりこぶし。帝劇みたいな謎の婦人服はなかったけど、なんかビーズ細工は売ってたな(笑)。
舞台はまず、短っ!てのが。1幕が終わったとき場面転換かと思ったもん。1幕1時間休憩25分2幕1時間。最近長い舞台ばっかり見てたからびっくりしました。
内容も、軽くて可愛くて気楽な感じのコメディーで、休日にぶらっと銀座に来て見るのにちょうど良いウェイトかと。私事ですが昨日はこれを見た後お茶して買い物して買い物して買い物してフォーラムに写真を撮りに行くというじゅうじつの休日を過ごしました。いいわーこう言うのも……。最近「その舞台を見たらいちにちが終わりその後も数日間それで頭がいっぱい」みたいな舞台ばっかり見てたもんなー。
演目の感想ですが、風間さんのことは後でまとめて書くにして、いやいやルリちゃん*1がね! いやぁよく噛んでらっしゃった(笑)。後、これ終わった後真っ先に皆で確認しちゃったんですが、2回くらい完璧にプロンプの声が聞こえてものすごいびっくりしました。ジャニ舞台じゃ有り得ない……! ただそれで舞台がお粗末になったとか言いたいのではなく、ああ、大女優ってこういうものか、と思いました。あの方が科白を噛むとか飛ばすとかはぜんぜん問題じゃないんだなぁと。あの方は、あのものすごいドレスを着て(しかもそれに負けず)板の上で喋って動いて生きていることに価値があるんだなぁと。堂々の貫禄でした。
そう、心底感服しました。だって「自分が科白を飛ばすことがかなりの可能性で予想できる舞台に毎日立つ」ってどんな精神力よ……! 毎日人前で演じるなんて、完璧にできると思ってたって常人には無理だ。それが「できない」の前提で立つって。大女優ってすごい。ほんとにすごい。


さ、風間さんのことですけどね。


やばいピエールちょう可愛い! いや可愛いじゃ追いつかない! キュートか!? いやちがうラブリーだ! ラブリーちょうラブリー! ピエールはラブリーのカタマリです! ラブリーが茶髪のっけて服着て歩いてるー!


(息切れ)


茶髪と聞いて若干以上に不安だったんですけど、まぁまったく関係なかったね! 風間さんあの役柄のまんまで昼ドラ出よう! 世の奥様のハート鷲掴みよ! だって幕間に私のすぐ後ろのご婦人方が
「あの人誰? かっこいいんだけど知らないのよ」
「他のビラになにかでてないの?」
って会話を繰り広げてたもの! これほんとよ捏造じゃないよ! すいませんジャニーズなんで他の舞台には出てないのでビラ探してもいないです……!
ラブリーことピエールくんは、ルリちゃんの息子役でまずしょっぱなから甘ったるい声で「ママぁ〜」とか良いながらハグしちゃうわチューしちゃうわ、とにかくもう「世の女性が夢見る理想の息子」を一身に引き受けるほんとに良い子で、仕草も科白もいちいち可愛い! 衣装は最初の茶色スーツがいちばんかなー。おっきいステッチ入っててかわいーの。なんか1幕は右胸が汚れてた気がするんだが(笑)。
風間さんて完璧日本人顔だけど、欧米人役存外良いかもと思いました。オーバーアクションなとこがあの方の芝居によく合ってる。表情の作り方がいちいち見事でねぇ!
そんで言って良いかな。いやもう小沢くんにそっくりでそっくりでそっくりでー(出たよ)! もうあのちょっと小賢しい感じというかこまっしゃくれた感じがほんとに小沢くん。意地悪そうな表情も育ちが良さそうな所もまんま小沢くん。
前半の軽い芝居は風間さんではあんまり見ないなぁと。いいわぁああ言うの。ちゃらい感じが実に良い。その分後半の叫び芝居がいつも通りだったのであれはもうちょっと押さえても良いんじゃないかなと思いましたが、でもあの女優二人相手に押さえても負けるかなぁ。


それにしてもいつものことながら、風間さんてほんとに息をするように演技をする。特に今回は、演技することに関して不自由そうなとこがひとつもなかった。表情から抑揚からもう自由自在。
あの人が司会業をやっているときは、まだもうちょっと力みが見えるというか、「気合い入れてコメントして逆に噛まないか」とか心配になったりするんだけどそんなことぜーんぜんなくて、たとえとちってもそれすら吸収できるだろうと思えるあの安定感は、しかもそれがスキルではなく態度というかたたずまいに見えるあれはなんなのか。まぁとちりませんでしたけど(笑)。
朝起きて、ご飯食べて、演技して、風呂入って、寝る、みたいな。


引き合いに出すのも申し訳ないんですが、二宮さんの演技って、例えば25歳の人を演じるとき、「この人は25年間この人としての人生を歩んできていまここにいる今日をたまたま皆さんに見せています。明日からもこの人は生きていきます」という演技をされると、思っています。もうその人は、ずっといて、これからもずっといる。ほんとにすごい役者さんだと。架空の人物の日常のクセすら発生させる北島マヤのようだと。
風間さんて、そうではないような気がするんだよなぁ。どう違うんだと言われるとわかんないんですけど。ただ「昨日まで生きてきて明日からも生きていきます」って演技ではない、ように思う。うすっぺらいのともちがう、でも舞台が終われば、その人はもういないような。


とてもかくてもラブリーな風間さんを堪能できてほんとに満足でした。今までの舞台でいちばん萌え度が高いかもしれん。何より最後、そろってお辞儀した後幕が閉まる寸前右足をちょっと引いてつま先をとん、と床に立て、降ろしたままの右手でピース作ってくれちゃったあのアイドルぶりは……(卒倒)! 緞帳に隠れて、風間さんの顔は見えないんですよ。ピースだけが降りゆく緞帳の向こうにちらっと見えるの。にくい、にくいよあんちくしょう……!
で、その緞帳がもう上がることなく、客席もあっさり帰っていくことにもびっくりしたんでした(最近のデフォ:カーテンコール3回+絶対スタオベ)。そうかそれであのタイミングでピースなのか。

*1:ここの人は母親が浅丘さんのデビュー作「緑はるかに」が大好きで無理矢理見せられたため、銀幕のスタァのことをルリちゃんと呼びます