水運の街

「ビジネスで成功する」類の本は読みません。成功しなきゃならんようなビジネスの世界に身を置いていないせいもありますが、前の会社でその手の本をかなり組んだ*1ため、絶対確実に100%完璧にただ1冊の例外もなく必ずまったく同じ結論に達すると言うことを知っているからです。知っている私の暮らしがこのていたらくと言うことを鑑みるに、やはり知ると実践するとは大違いと言うことですね。


なのですが、最近話題のなんかゾウが出てきてアドバイスしてくれる本はこれまでのそのテの本とは違う!らしいので、ほうほうと見に行ったところやっぱり同じでした。でまぁここまで前置きで、立ち読みしたものの感想を書くのはどうかと思うのですが、本編に関係ないのでちょっと書いてしまいます。


適当でオッサンなゾウの神様が出てくるんですが、この神様の関西弁がイイんですよ。
これ、私が上方に住んでなくて関西弁のサンプルが少ないせいだとわかってるんですが、この関西弁が実にエイトっぽいんですよ。
多分関西の方が読んだら、身近にこんなしゃべり方のオッサンいっぱいおるわいと思われるんでしょうが、なんかあの適当でぞんざいでちょっとハートウォーミング(なんだそれ)な感じが、ラジオ起こしするときのエイトの喋りに近いというか。それでちょっとずるずると全部読んでしまいました。ドラマ化されるそうで、これイトメン起用してもらえませんかね。ゾウですけど。たぶんCGでしょうが、声だけとなると「声優以外の職業の人間は一切声優業に手を出すな」という私の信条から外れるので*2、特殊メイクでどうかならんですかね。


で、やはり文字で読む関西弁も良い。関西弁読みたいとなったので、仕事帰りに無理矢理本屋に行ってこれを購入。

しぶちん (新潮文庫)

しぶちん (新潮文庫)

船場狂い」が良かったなぁ。しかし作家ってすごいな。ほんとに見てきたように書くんだな。
私の着物はもっぱら船場センタービルの居内商店にお世話になっているのですが、その船場の着物の着方、衣替えを初めとして風俗の描写がもう楽しくて! これまで歴史物で当時の風俗を知る楽しみ、みたいのがさっぱり理解できなかったのですが、それはそもそもその時代にまったく興味がなかったからなんだな、と言うのがよくわかりました。好きな地域の好きなジャンルなら、こんなに楽しいのか!と、本を読み出して20年も経った今になってわかりました。これちょっと小説読む楽しみができたかも……!
ただ残念ながら収録されていた大阪もの以外のサスペンスにはあまり食指が動かず、また解説もひじょーに投げやりでまだ読んでいません。解説の人もそこ強力にプッシュしてくれないと(笑)。次は「ぼんち」行ってみようかなー。長編だけど大丈夫かなー。

*1:念のためですが私は印刷屋なので企画を組んだのではなく文字を組んだのです

*2:風間ファンにあるまじき信条。いや遊戯は好きですよ。風間ファンとしてはあのお仕事があってよかったなぁって思ってますが、そもそもが2次元の出身なので