if or...

村上さん舞台お疲れさまでしたー。実は東京初日に観に行ってました。で、終わるまで感想あげなかったことと隠していることからわかるとおり以下褒めておりません。こういう風に思った観客もいた、と言うことで、あの舞台が大好き!と言う方はご気分を害する恐れがありますので読まないでくださいませ。よろしくお願いいたします。


と言うエントリを1月中に書いてたんですがさっき某妄想家から大阪面白かった報告を受けてちょっと勇気がぐらつきました(笑)。やっぱり水物こそ大阪で観るべきだったか……。……うーんまぁ、東京初日のみ観た観客のひとりの感想と言うことでね。あれが私の唯一のif orなのだから。


おもしろくなかったのです。笑えなかった、と言うのなら、村上さんとは笑いのツボが違うんだな、で納得ですし(実際他のお客さんはよく笑ってらっしゃいましたし)、それこそ新喜劇を観に行っているわけではないので笑えないのはいっこうに構わないのです。
見応えがないと言うか、結局何がやりたいのかよーわらかんと言うか……。いやあれそのものが村上さんのやりたいことなんでしょう。まるごと。ならば「村上さんのやりたいこと」というのは私の「5,500円・90分」と等価ではないと言うことです。


「if」って言うと私にとってはタモリさんのあれなんですよ。なので、タイトル聞いてすっかり「村上信五という人物が他の人生を選んでいたらどうだったか、どう悩んでどっちを選び、その人生を提示することによって現在の選択を肯定する」と言う舞台だと思っていたんですね。そしたら、その「村上信五が他の人生を選ぶ」という前提からして違っていた。「村上信五が別の人の格好をする」舞台でした。
もちろん思っていたとおりの舞台じゃなかったからつまらなかったと言いたいのではありません。私はもともと「タイトルから内容を具体的に想像しすぎて実際に見てびっくりする」というよろしくないクセがあるので、今回も感想書くのやめようかなーと思ったんですが、それともちょっと違うか、と。


思い通りのものが見られなかったから評価が辛いのではありません。予想外なのはだいかんげいなのです。でも、「嵐だったら」でデビュー曲を歌うだけ、「上田くんだったら」で瓦を割るだけ、と言うのはあまりに拍子抜けでした。嵐も、上田くんも、あのシースルー衣装や瓦割りにたどり着くまでがドラマであり、その人であろうに、それを今の村上信五が真似するだけ、にどんな意味があるのかさっぱりわかりませんでした。
「村上くんを探せ」がもっと顕著で、「アキバ系だったら」「アゲ嬢だったら」で提示するのが「こういう見た目になります」だけだったので、この辺でああ意味とかないのかぁと。
しかし最初から「コスプレショートコント集」だとわかっていたら私はチケットを獲っただろうか。休日の時間を割いて新大久保まで行っただろうか。そう思うと、村上さんのやりたいことと私の「5,500円・90分」は等価ではないんだな、と。


じゃあこれでそれがわかったからもう村上さんの舞台は行かなくて良いね、だったら単純な話なんですが……。M-1のときの仕切りと最後のMCの、あの、その場を掌握し、捌き、皆をひとつの方向に向ける堂々たる姿がそれを躊躇させるのです。結局、コスプレも何もしてない今の村上信五は圧倒的に魅力的だった。
そしてスタッフロールのオフショットの笑顔がそれに拍車をかけるのです。弾けるように、相好を崩す、あの笑顔が次は舞台上で見られるかも知れないと思うと、やっぱり1回分だけチケットを獲るんだと思います。
ただ、あの笑顔を見ているのがお金を払っている自分(観客)ではなくお金をもらっている人(スタッフさん)である事実が、より一層今回の舞台に対する点を辛くしている一因なんですが。ええ悔しくてね(笑)。